ロリータウェディングをテーマにした展示即売会「FairyLand Mariage」（通称ランマリ）が2016年11月12日に原宿にて開催されました。
KawaCura取材班もお誘い頂き、イベントに参加してきました。当日の様子をお送りいたします。
ロリータウェディングとは？
FairyLand Mariage公式サイトよりロリータウェディングとは、「ゴシック・ロリータのお洋服で出席できる結婚式」のことです。
（※上の動画＆お写真のイメージ）
ロリータファッションをされる方や、ロリータファッションをされるご友人の多い方におすすめです♡
好きなお洋服と仲間に囲まれて、挙式も披露宴も「本当に幸せな日」にしませんか？
自分の好きなファッションでウェディングに参加できたら、とても素敵ですよね。FairyLand Mariageは、ロリータウェディングのためのドレスやアクセサリーに出会える場でした。
「おとぎの国の結婚式」へようこそ
開始時刻の少し前に会場に到着。会場前には既に20人ほどの行列ができていました。
イベント会場は原宿の「レンタルスペースさくら」。
この日は地下１階から地上３階までの全４階をすべて使用！３階はファッションショーのステージ、それ以外は展示即売のブースとなっていました。
出展者の中には、
KERAなどのファッション雑誌で大活躍中のメイクアップアーティスト双木昭夫さんや、
KERAモデルの星名桜子さん、
原宿ブラームスの小径にあるドレスショップkifujin/貴婦人、
ロリータ活動家でフラワーデザイナーの璃月愛さんの姿もあり、とても豪華な顔ぶれが揃っています。
他にもmarywestやGothicholicを始めとした人気インディーズブランドが、合計41も出展していましたよ♪
なんて豪華！美しいゴシック＆ロリータファッションショーの始まり
14時からは３階のステージにて、ファッションショーが開催されました。
こちらのショーは
・ゴシックロリータファッションショー
・双木昭夫さんのヘアメイクショー（メイクモデルは木村優さん！）
・ロリータウェディングファッションショー
・ベストファッションコンテスト
と、盛りだくさんのテーマで行われました。とってもワクワクします！
ゴシックロリータファッションショー
まずは、ゴシックロリータのファッションショー！
ロリータウェディングにお呼ばれする際のドレスとしても、普段着としても着たい素敵なお洋服。
ブランドは、ロリータウェディングドレスを手掛け、今回のランマリの主催でもある「Hiroko Tokumine」の姉妹ブランド、「marcHenTic」（公式サイトはこちら）。
marcHenTicのコンセプトは、オリジナルキャラクター「桜姫」と童話の登場人物がテーマの白＆和ロリータなんです。
（marcHenTicのドレス）
次は「Sugar which stops a time」 (公式サイトはこちら) のショー。「お砂糖のように甘く上品なお洋服」がコンセプトです。デザイナーさんご自身が長身ロリィタさんであることもあって、高身長でも可愛く着られることが意識されているのも魅力です。
（Sugar which stops a time のドレス）
続いて、フェイクスイーツを用いた作品を手掛けていらっしゃる「Little Sweets Factory」(公式サイトはこちら) のショー。
（Little Sweets Factory のドレス）
今回は、フェイクスイーツの技法を用いた衣装を作られたそう。よく見ると、色んな所にスイーツが♪ホイップスカートが素敵！
双木昭夫メイクショーメイクショー
ショーに続いては、メイクアップアーティスト双木昭夫さんのメイクショーの時間がやってきました！ こちらのメイクショーを心待ちにしていたお客様も多いのでは!?。
普段なかなか見れない、プロのヘアメイクさんのメイクがこんなに近くで見れるなんて、感激です！
（会場からも歓声が沸き起こった、とってもカワイイケープ！）
メイクショーの間の司会はロリータ活動家の璃月愛さん、モデルは外務省から任命を受けた委嘱「カワイイ大使」の木村優さん。
メイクショーのために、優さんはベースメイクだけの、ほぼすっぴんに状態で登場です。ちょっと恥ずかしそう（笑）。
双木さんと優さんは、お三方とも気心の知れた間柄のようで、漫才のような軽快な会話（笑）をしながら、どんどんメイクが進んでいきます！。
双木さんおすすめのつけまつげはDiamond Lash。優さんは普段は2つのつけまつげを切り貼りして自作しているそうですが、それにそっくり！との事でお気に入りになった様子です。
メイクを進めながら、司会の愛さんの質問に応える形で、ナミッキー式メイクのコツも紹介されます。そのポイントを少しご紹介！
ベース：
ロリータさんは肌の色を白くしたい方が多いですよね。そう思って白いファンデを塗ると肌になじまず浮くことが、、そんな時はブルーの色味の下地がオススメ！肌になじんで透明感が出るんです。
アイメイク：
ポイントは「目を離し、下げる」ことだそう。そうすることで、幼い印象になるんです。
「メイクをすればするほど幼くなるように」というのが双木さんのメイクのポイント！暗めのアイシャドウは目の下・目の外に入れ、白い・明るい色を目の内側に入れるんです。
また、アイラインにはトレンドも取り入れます。今はナチュラルなメイクが好まれるので、茶色で柔らかさを出します。
目を大きく見せたいので、アイラインを引くときは黒目の辺り（目の真ん中の辺り）を太くします。また、目を離したいので、目尻を長く書いていきます。長すぎるとトレンドから離れるのでご注意を！
ここで双木さんからアドバイス。「やるかやらないかで悩んだらやらない」とのことでした。これは目から鱗。どうしても普段しているメイクや自分が好みのメイクをやりがちですが、トレンドとのバランスを上手く取る事が重要なんだ、と学びましたよ。
つけまつげ
自分に合うものを試すのみ！プロのヘアメイクさんやモデルさんも色々と試して自分に似合うものを見つけているそう。
つけまつげは目頭がとれやすいので、両側にしっかりとノリを付けて、綿棒などで押し込むように抑えるのが重要。
下つけまつげはトレンドとしてあまり付けている人がいなくなったようです。その代りに赤やオレンジの色味を目尻にのせるのがポイントです♪お人形のようなドールメイクをしたいと思った時に、白人の子供をイメージする方も多いはず。
白人の子供は色素が薄いので、目尻や目頭に赤みを帯びるそう。それを真似るために、赤やオレンジの色味をのせるんです。（こちらもやり過ぎにはご注意を！）
アイブロウ
双木さんは、ラブ・ライナーのリキッドアイブロウを使用。細い線が一本一本かけるので、自然な仕上がりになるそうです。
眉毛を書くときのポイントは、眉毛の上のラインを決めて、まっすぐ並行にかく！という事。眉山まで来たら、自然に下げるといいそうです。
チーク
チークは太い筆で黒目のすぐ下に丸く入れます。色はピンクとオレンジのミックスを使用されていましたよ。丸く入れた後は、細めの筆に変えて、さっきよりも少し濃い色（赤や濃いピンク）を、丸く入れたチークと目の間の隙間に入れると、原宿感が出る血色メイクの出来上がり！
（優さん自身も手鏡で自分の変化をチェック）
チーク、リップを塗って完成！！
時間ぴったりでメイクショーが終わりました。
優さんの登場時と比較すると、違いが分かりやすいでしょうか。
プロのメイクの過程を生で見ることが出来る、貴重な体験でした！会場からも、「とっても勉強になる！」「スゴイ！！」「可愛い！」という声が沢山。
夢のようなメイクの時間が終わった後は、ウェディングファッションショーです！
ウェディングファッションショー
今回は、3ブランドのウェディングドレスが披露されました。
Blauer Vogel ブラウエルフォーゲル
ロリィタ、クラシック、ゴシックファッションが好きな方向けのハンドメイドブランド、ブラウエルフォーゲル（ドイツ語で青い鳥）から、ワンピースとウェディングドレスのご紹介です。
（カントリー風ドレス。皺になりにくく、気軽に着る事ができるのがポイントです）
（ラプンツェルをイメージしたドレス）
（コットンで仕上げたヴィンテージ風のドレス）
kifujin／貴婦人
30年前から沢山のこだわりが有る花嫁さんに愛され続けている、ドレスショップkifujin。デザイナーは、舞台衣装も手掛けていらっしゃる松本智子さん。宮廷を鮮やかに彩った中世の貴婦人をイメージし、ハンドメイドで仕上げた世界に一枚のドレスのご紹介です。
（アンティークな色合い。ビーズやパールで中世の重厚なイメージを表現したドレス）
（カラードレス。軽くて動きやすいので二次会にもぴったり。クラシカルな雰囲気のドレスです）
（ストライプと花柄の綿プリントで出来たドレス）
（カワイイフラワーガールも登場しました！）
Hiroko Tokumine
ロリータファッション独特の可愛さと、本物としての高級感を両立したウエディングドレス。中世ヨーロッパの世界観と日本文化の要素を取り入れたデザインで、生地・材料の質にこだわり、自社アトリエにてオールハンドメイドで制作されているウェディングドレスのご紹介です。
（先ほどの木村優さんも登場。会場から「可愛い！！」という声が沢山♪存在感が有るパラソルもHiroko Tokumineのもの）
（西陣織やつまみ細工の和のテイストがミックスされたドレス）
（モデル 星名桜子さんと杉浦アヤカさんの新郎新婦がご登場！）
素敵なウェディングファッションショーが終了。全てのドレスをご紹介できなかったので、是非各ブランドのHPなども合わせてご覧ください！
ベストファッションコンテスト
最後に一般参加者のファッションコンテストの表彰も行われ、プレゼントが贈呈されました！
素敵なファッションショーの終わりと共に、主催のHiroko Tokumineデザイナー、徳嶺裕子さんが登場され、スピーチが行われました。
ここで、イベント当日の2016年11月12日をもって「日本ロリータウェディング協会」の設立が宣言されました。
日本ロリータウェディング協会より日本ロリータウエディング協会とは：
新郎新婦が望んでもロリータファッションで結婚式に参列することは、一般的なマナーの問題から、なかなか実現できないのが現状です。
その現状から脱却するため、ロリータファッションで参列できる新しいウエディングの形「ロリータウエディング」の認知と理解、ロリータウエディングを挙げたい新郎新婦のサポートのため活動します。
会員制度もあるので、是非ご興味ある方はHPをご確認ください♪
日本ロリータウェディング協会公式サイトはこちら
フォトスポット
会場内にはフォトスポットも用意され、巨大なポスターの前で写真撮影ができるようになっていました。皆さん、憧れのモデルさんや、ご友人たちと撮影をされていましたよ！
（Blauer Vogelのショーモデルさん。荘厳な教会の中にいるかのような素敵な一枚）
今後のランマリについて
ロリータウェディングイベントのレポート、楽しんでいただけましたでしょうか？
41もの物販ブースに豪華なファッションショーが行われたイベントでした。残念ながら全てをご紹介することはできませんでしたし、繊細なドレスは丁寧にハンドメイドで作られた繊細なドレスを直接見ていただきたいので、ぜひ会場に足をお運びいただきたいと思います。
主催のHiroko Tokumineによると、既にランマリの第二回の開催は決定しているそう！ご興味がある方は、是非会場に足を運んでみてくださいね。
Hiroko Tokumineとランマリの最新情報は以下からご確認いただけます。
