4.「両立でも構わない」地道に続けていく為に / Sedmikrasky moegiさん

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過去の記事

1.不思議な「人体モチーフ」アクセサリーの魅力

2.時間をかけて意識的に作りあげてきた自己表現の舞台

3.アクセサリーで表現するのは「少女の二面性」

ブランドの運営で得たエネルギーの行き先

 

―― moegiさんがキャリアを築いてこられて、色んな変化があったとは思うんですが、周りの方からもこんな点が変わったね、って言われることはありますか?

 

「昔から私を知っている人は、大人になったねって言います。あとは安定してきたというのは自分でも思います。健康になったという感じでしょうか。」

 

―― エネルギーが沸いてくる感じですか?

 

「はい、すごくエネルギッシュになったと思います。」

 

手

 

―― 昼間に仕事をしながらブランドを運営するっていうのは、健康でエネルギッシュじゃないと、ちょっと難しいですよね。

 

「そうなんですよね。ブランドを一人で立ち上げて運営をするので、色々な事を学びます。技術面、知識面と共に、精神的な面も含めて、大人になったんだと思います。」 

 

―― 周りの方々でmoegiさんの影響を受けて何かを始めたっていう方もいたりするんですか?

 

「いますよ!服作りをしていて、育児で仕事を辞めていた友人が、服作りを自分で初めて販売までしているそうです。一緒にいると何かを作りたくなると言われました。」

 

―― そうなんですか!ちなみに、moegiさんは1日何時間ぐらい制作時間があるんですか?

 

「仕事から帰ってきて、毎日夜9時から12時ぐらいまで作業する感じでしょうか。休みの日は時間の許す限り作っています。多分、昼間の仕事が無ければ、ずーーっと作っているんじゃないかな。」

 

―― お部屋が作品で沢山になりますね。

 

「赤ちゃんの素材や人体モチーフの作品でいっぱいですね(笑)。」

 

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物作りの出発点は「自分が欲しいから」

 

―― 今後新しくチャレンジされたいことなどあれば教えていただけますか?

 

「繊細な感じのジュエリーを作りたいと思って、ワックス技術を学んでいます。いま着けているリングがワックス技術で作ったジュエリーです。」

 

手の写真

 

―― あ、ほんとに繊細だ!シンプルなのになんだか栄えますね。蜘蛛の巣のリング、これは大好物です(笑)。

 

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―― 物作りの意欲というか、「こういうの作りたい」って、どんどん湧いてくる感じですか?

 

「湧いてくるんです。作りたいものがありすぎて時間がない!って思います。」

 

――― アイデアはパッと浮かんでくるんですか?

 

「浮かんでくるときもありますし、自分の欲しい!と思う感情と直結しているんですよ。この服にはこんなアクセサリーと合わせたいな、と思ったらそれを作りたくなっちゃいます。だから、自分の欲しいモノや物欲が途切れない限りはずっと作り続けているじゃないかな。」

 

―― 作りたいという気持ちだけじゃなくて、自分が欲しいという気持ちがセットになって制作に繋がっているんですかね。

 

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「そうです。自分が欲しいから作るんですよね。自分が欲しく無かったら作らないです。」

 

―― うんうん。最後にお伺いしたいんですが、なんだかお話を聞いていて、moegiさんは今とても楽しくて、充実しているような感じに見えるんですが、どうやったらそうなれるんですかねぇ。

 

「んー… 好きな事をやる事と、それを地道に続けることですかね。」

 

―― 地道さ。

 

「地道にやってますね。無鉄砲な感じというよりも、安定した部分も必要だと思うので、着実に進めながらも、自分の好きなことは素直に挑戦していっています。ここだ!と思ったら、バーッと進んでいきます。」

 

―― そのタイミングを間違っていないっていうのが凄いですよね。あとは好きなことをやったほうがいいという事。例えば、自分の作ったものはブランドを作って売ってみる感じ?

 

「出来る人でやりたいんだったら、やった方がいいと思います。仕事しながらも並行できますし、健康になります。嫌なことやってたら不健康になっちゃいますよ。好きなことやったらいい。」

 

―― ほんと、そうですよね。無鉄砲じゃなく、安定的な部分も積み上げながら、自分の好きなことをやっている方がいるというのは、色んな意味で励みになります。

 

「こういったお話は初めてなので、うまくお話しできたかどうか。」

 

―― いえいえ、とんでもないです!私自身がSedmikraskyの作品が好きで、一度お話を伺いたいと思ったので、とても貴重な時間でした。本日は長い間ありがとうございました!

 

「こちらこそありがとうございます!」

 

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